>>社長のリーダーシップを後押ししつつ事業再生を進めた事例

業種社長のリーダーシップを後押ししつつ事業再生を進めた事例
相談内容当社は、受注減少傾向に加え、取引先からの売上債権回収の遅れから、収益状況、資金繰り状況、ともに厳しい状況にあった。当面の課題として、①受注確保、②営業力強化、③経費削減、④事業リストラ、⑤資産の効率的運用などを挙げ、その改善策を検討、実施していくことが課題となっていた。また、社長の父である社長から、後継者であり息子でもある専務への事業承継を円滑に進めることも重要課題となっており、これらの解決について依頼があった。
対応内容後継者であり社長の息子でもある専務からの初期ヒアリングを進める中で、最大の課題は「専務のリーダーシップ発揮」であることがわかった。社長が実質的な権限を持っている中では、専務が考える経営改善策を思うように進められないためである。
事業承継面の支援は、社長だけでなく、会長や社長妻女にも打合せの場に立ち会って頂き、会長と社長の両社の橋渡し役を担う事に専念した。具体的には、社長と社長妻女との間で検討した経営改善策を会長に論理的に訴えかけ、了承を得ながら進めることとした。
課題設定段階では、事業承継面、事業再生面の両面で多くの課題が見出せたことから、まずは、課題解決に向けたプライオリティを明確にすることから始めた。具体的には、社長との話し合いのなかで上がった経営課題を並べ、どのような順に解決を進めることが最も業績向上に寄与するかを評価した。
ポイント 常日頃、事業承継対策の支援をお手伝いするなかで感じることは、社長と後継者、経営陣の間で冷静なコミュニケーションが図れていないことである。社長交代の時期、自社株式の移転方針、今後の後継者育成の具体策、社長の引退時期など、事業承継を進めるにあたって検討すべき課題は多くの項目があるが、これらが御社では明確になっているだろうか。もし明確になっていないとしたら、その原因は関係者間のコミュニケーション不足にあると言える。しかしこうした話し合いの機会を持つには信頼できる第三者を交えて進めることが望ましい。こうした関係者間の橋渡し役を担うことも、私達がお手伝いできることのひとつである。

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